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やってみたことまとめ
アヒル卵殻標本作り1
2016/01/27
卵殻標本というものがありまして、ダチョウ卵が有名ですが、今回はそのアヒル卵バージョンを作ってみようと思いました。
目次
使用した道具
作業工程
使用した道具

キリです。穴空け界のカリスマですね。

チャリンコ用の空気入れです。
圧倒的圧力を発揮します。

なんの変哲 もない歯ブラシです。洗われた卵を使用した場合は不要です。

卵内の洗浄作業に使う霧吹きです。
霧吹きを使うことを思いつくまでに20分かかりました。
作業工程

まずアヒル卵を用意します。
食べられるものを使ってもいいのですが、もったいないので食べられなくなったものを使います。今回使った卵は、食べようと思ってて冷蔵庫に入りっぱなしになってたやつです()
今回はガーコちゃんが庭で産んだ卵だったので、歯ブラシを使って汚れを落として使いました。


キリで卵の上下に1つずつ穴を開けます。穴の大きさはだいたい5mm前後です。今回の穴開けにはもってこいです。最初は針を使って開けていましたが、作業が地道すぎました笑 たこ焼きを回すピックで開けてもいいんですが、キリのように回転させて開けないと、穴の周りの卵殻にヒビが入ることがあったので、キリが最適という結論に至りました。
卵は図のような構造になっていて、太い方の先に気室という空気の交換口があるので、ここに穴を開けて空気を送り込むと、反対側の穴から中身が出てくるという仕組みです。ちなみに写真の穴の位置は微妙に間違ってます笑
(図は玉新さんのホームページhttp://www.tamasin.co.jp/egg/kouzo.htmlより引用)

卵を洗面台の排水口にセットします。大きさ的に排水口はちょうど良くて、卵が動かない程度に固定してくれます。その上、このときには予想していませんでしたが、後述の爆発にも耐えることができます笑

ここで空気入れの登場です!
空気入れにはボール等に空気を注入するための先っちょの部品が付属していますよね。今回はこの部品に活躍してもらいます(この部品を無くした人は買うなり探すなりして頑張ってくれ)
参考にしたページにストローで息を吹き込んで中身を出すと書いてあったので、当初はそうやってみたのですが、中身が固すぎてどう頑張っても出てこず、中身が出る前に脳の血管が切れるだろうなと判断したので文明の利器に頼りました。

そして空気入れなら十分な圧力をかけてくれるだろうと期待に満ちあふれながら思い切り空気を入れたんですね。するとどうでしょう。卵は破裂音とともに爆発してしまいました笑
圧力が高すぎましたね。何かこう、文明の利器とその強大な力を制御できない人間の縮図を見た気がしました笑
何はともあれ、圧力のかけすぎには重々注意です。これまでの工程の労力が、卵の中身とともに吹き飛びます。

文明の利器をうまく使いこなし、卵を割ることなく中身を抜き出せたら、霧吹きで卵の中に水を入れていきます。ある程度入ったらよく振って中を洗浄します。その後また空気入れで中の水を抜きます。この工程を何回か繰り返します。めんどくさいなあと思うかもしれませんが、実際にやってみると、出てくる水はかなり黄色く濁っていて、この工程を踏まないとかなり中身が残ってしまうことが分かります。

洗浄作業も終わったら、よく拭いて、おなじみの天日干しです。卵殻は軽いので、骨格標本のとき同様、風に注意です。

天日干しが終わり、標本として完成した卵殻です。
外から取り込んで写真を撮ったのが朝だったので、朝日を浴びて神々しくなっていますが、天日干しをするとこんな色になるわけではないです(当たり前)
次に作るときにはもう少し穴を小さく作りたいですね。
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